私達夫婦は、作業療法士です。
作業療法士は、臨床場面でモノづくりやアートを活用することがあるのですが、
その中で感じる“アートの創作“で得られるメリットは次のようなことでした。
・五感を刺激して脳を活性化出来る。
・子供の発達や認知症の予防や改善にかなり期待出来る。
・普段とは違う物の見方、発想が出来るようになる。
・言葉では言い表せない感情や自分の思いを表現出来る。
障害を持つ高齢者と接する機会の多い私は、「上手な作品作り」ではなく、「表現としてのアート」を重要視しています。
例えばりんごを表現しようとすると多くの方が想像するのはシンプルにりんごの静物画を描くということではないでしょうか?
ですが、それはりんごの表面的な見た目を真似て描くというだけ。
感触や香りや味を、その時自分がどんなふうに感じて、どうやって表現するか。
そんな視点を持つと、アートはもっと自由で楽しいものになります。
私達は、出張アート体験教室、絵本屋さん、色塗りやクレヨン作りなどの体験を通して、障害があるなしに関わらず日々を明るく主体的に生きるお手伝いをしていきます。