とにかく家事と介護を助けて欲しい方、どんな選択肢があるか知ってますか？

今はとにかく家事と介護を助けて欲しい

親の入院などで急に介護が必要になった場合どうしても人手が必要になる事があります。

介護の事で手っ取り早く身の回りのことを助けて欲しいのであれば、　　「ホームヘルプサービス」の利用を検討してみるといいでしょう。

身体介護と生活援助に分かれていて、身体介護は食事や排泄、入浴などの介助を生活援助は掃除や洗濯、食事の準備など行ってくれます。

介護保険制度で利用できますが、生活援助は家族と同居している場合は家事は出来ると判断されて対象外となることがあります。

その場合は地域のボランティアや民間サービスも検討しましょう。家事代行などのサービスも良いかもしれません。

従来のホームヘルプサービスが日時やサービス内容が決められた定時サービスであるのに対して「定期巡回・随時対応型訪問看護」というサービスもあります。24時間オペレーターが対応し、緊急の際の通報や必要に応じて介護・看護スタッフが訪問するものです。

ただ、事業者が少なく実施していない自治体もあるため、あまり使い勝手がいいとは言えません。

その他看護師が自宅に訪問する訪問看護や浴槽を持ち込んでもらい入浴を介助する訪問入浴介護や、自宅にリハビリの専門職が訪問しリハビリを受ける訪問リハビリテーションなどもあります。

勘違いするかたもいますが、ホームヘルパーはお手伝いさんではないのでなんでもしてもらえるというわけではありません。

例えば、母親の食事の用意をしてくれるからと言ってついでに父親の分も用意してくれるということは原則ありません。庭の草むしりやペットの散歩などの介護保険で頼めない生活援助も同様です。

日中は仕事で帰れば介護という生活では介護者の身体が持たないですし、体調を崩しても休むこともままなりません。

そこでショートステイ。

ショートステイというのは特別養護老人ホームなどの福祉施設に短期間入所して食事や入浴、その他に必要な日常生活上の支援や機能訓練などを行うサービスのこと。

一定期間介護から解放されて介護負担の軽減を図ることができます。

親本人はあまり乗り気ではないことが多いですが、共倒れしないために利用したいサービスです。

ショートステイというと介護が一時的に困難になった時に利用するのが一般的ですが、定期的な利用も出来ないか検討するのもいいでしょう。

普段から利用していると急病などの際も緊急枠で受け入れてもらい易いこともあります。

症状が安定している場合はショートステイに預けて旅行に出かけるのもいいでしょう。

中には冷たいと言う方もいるかもしれませんが、いつまで続か分からない介護、気分転換も必要です。

遊びも趣味もやめてなんていう古い考え方は捨て去りましょう。

ちなみに家族の休息や旅行などで一時的に介護が困難になった場合１泊2日〜最長で30日預けることが出来ます。

各自治体には緊急ショートステイ枠も用意されているので介護者の急病時など利用できるか確認しておくと安心です。