誰でも出来る!?最強の幼児教育とは
ゲームより安く簡単に手に入り、専門的な知識もなく何処でも誰でも出来る幼児教育があるのをご存知ですか?
しかも、それは高いお金を払って通わせる習い事よりも、
様々な研究で子供の発達に良い報告をされており、
親子で一緒に楽しむことが出来る、まさに最強の幼児教育、、、
それは 絵本の読み聞かせ です。
えっ、なんだそんなのウチではとっくにやってるよという方も、まだうちではやってないという方も、
絵本が幼児に良いらしいということはなんとなく知っているかも知れません。
ただ、いったい何がそんなにすごいのか詳しくは知らない、子供が喜ぶから読んであげてるという方がほとんどだと思います。
実は絵本の読み聞かせをすると良いことだらけ!
というかこれまで絵本の読み聞かせについてのネガティブな情報は見たことがありません。
とはいえ、何がいいのか意識しながら読むのと意識しないで読むのでは全然違います。
ここでは読み聞かせがいったいどんな効果があるのか、
また、その効果を高める方法などご紹介していきます!
その威力を知ればあなたもきっとやらずにはいられなくなるはず!
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絵本の読み聞かせの効果
きれいな絵、リズミカルな言葉、物語の面白い展開、深いメッセージなど絵本の魅力は語り出せばキリがありません。
では、絵本の読み聞かせが子供の発達にいったいどんな効果があるか代表的なモノを紹介します。
想像力を育む
今の世の中はテレビはもちろん、ネットやゲームなど映像で溢れています。
映像からは沢山の刺激が得られますが、同時に私たちから想像する機会を奪っています。
絵本は映像と違って好きなスピードで、何度も前のページに戻ったりしながら読み進める事が出来るので、私たちは文章から存分に想像を膨らませる事が出来ます。
そして絵本は想像力の指針となるような絵が適度にあります。
なので私たちはある程度そのガイドラインに沿いながら、絵から直接は見えない部分や物語の続きに思いを馳せるようになります。
ある研究では絵本は、
- 創造的想像力
- 美しいものを発見する感動
- 空想の世界に遊ぶことの楽しさ
- 様々な人間的感情の広がりと深さの経験
これらの事柄を育む事が出来るとしています。
絵と言葉によって表現された世界に出会うことで、実在を超えたイメージを楽しめるようになる、それが絵本の魅力のひとつなのです。
そして、優れた絵本は知識を既成のまま注入するのではなく想像すること、考えることの力を養ってくれるのです。
言語能力の向上
子供は読み聞かせによって、読解力や語彙力が身につき、知らない言葉や表現を真似するようになります。
そして最初は真似だった言葉も次第に自分の言葉として使えるようになっていくのです。
絵本の読み聞かせによって言語能力が向上する事はほとんどの方が想像に難くないと思います。
ひとつの例として、クシュラの奇跡というのをご存知の方はいるでしょうか?
クシュラは1971年にニュージーランドで生まれた女の子。
生まれつき染色体に異常があり、複雑で重い障害を抱えていました。
絶望的な状況の中でも、両親は子供の可能性を信じて絵本の読み聞かせを始めました。
何度も何度も繰り返して、3歳になる頃に実に140冊の絵本を読み聞かせ、健常児の平均以上の知能と豊かな感情を持ち走り回ることさえできるようになっていたとか。
クシュラはその後学校にも通い、成人してからは自立し元気に暮らしているそう。
個人差はあるでしょうが、このことは実話であり読み聞かせが言語能力や知能の発達に大きく関係していることを指し示しています。
別のある研究では、読み聞かせを行った子供達は読み聞かせを行わなかった子供達に比べ読書力や作話の能力が優位に伸びたとあります。
そして、読み聞かせを始めた年齢が子供の言語能力にもっとも強く相関していたという研究結果もあり、早い時期から読み聞かせを行うことが子供の知能の発達に良い影響を与えると考えられます。
愛着関係を育む
絵本の読み聞かせは大人の存在が必要不可欠です。
肌のぬくもりや匂い、絵本を読む声が子どもに安心感を与えて信頼関係を築く事が出来ます。
家族関係が希薄になってきている現代、親子で触れ合う時間はとても貴重です。
こうしたスキンシップは幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を促し、記憶力などの学習効果を高めたり、ストレス耐性を強めてくれます。
またこうしたスキンシップを通して自分は必要な存在なのだと自己肯定感を高め、生きていく力となるのです。
読み聞かせは絵本を通して親子が物語世界と楽しい時間を共有する、双方向的なもの。
子守唄に代わるモノであり親と共にいる安心感と心地よい響きが親子を密接に結びつける要素となるのです。
共感性を高める
共感性というのは、相手の気持ちに寄り添う能力のこと。
思いやりと言い換えてもいいかもしれません。
学校や仕事など社会で暮らしていくうえで人間関係を円滑にする上で重要なコミュニケーション能力です。
子供は読み聞かせを通して登場人物の行動や心情をあたかも自分がその人物と同一のように体験することが出来ます。
他者の心情を正しく理解するためには本人が類似の経験をする必要があります。
そしてそれを繰り返すことで心情理解が促進され共感性が高まるという研究報告があります。
また、絵本では日常生活では体験し得ないようなことを擬似体験することができ、感情を発散することになります。
すると攻撃性が抑えられ、精神的に安定したという研究報告あります。
それとは別に、読み聞かせによって共感性が向上すると危険認知が発達したという研究結果もあります。
いずれにせよ、絵本の読み聞かせは多くの良い効果が報告されており数えきれない程です。
読み聞かせのポイント
絵本の読み聞かせにルールはありませんが、
大事なポイントは3つ
ポイント1.身体をくっつける
ポイント2.おだやかな声でゆっくり
ポイント3.寝てしまっても大丈夫
読み終わったらゆっくりと絵本を閉じて「おしまい」で大丈夫。
読み終わったらすぐ次の行動に移るのではなく、絵本の世界の余韻に浸りましょう。
よくある困ったこと、対処法
よくある困ったこと
対処法
絵本の読み聞かせを習慣にする
まずは一冊全部読めなくても大丈夫
絵本自体一冊読むのにそんなに時間は掛かりませんが、忙しいときや疲れている時は読むのはなんとなく気が乗りませんよね。
こんな時子供の為に読んであげないとと思うと余計に気が重くなってしまいます。
ですが、ある調査によると読み聞かせの時間は5分未満という家庭は全体の2割程、5〜15分未満という家庭は全体の半数以上を占めるそうです。
まずは”一冊読まなくても大丈夫”という心構えで、気軽な気持ちで読んであげましょう。
義務感が無くなるだけでもこころが軽くなって楽しく読めます。
場所や時間など定着させる
絵本の読み聞かせを毎日の生活の中に組み込むと習慣として定着しやすいですし、場所を決めてリラックス出来る環境を整えてあげると子供は安心して絵本の世界に集中出来ます。
オススメは“寝る前”
夜でもいいですし、昼寝の前でも構いません。寝る前に読み聞かせする事でリラックスしてスムーズに寝つけるなどメリットがあります。
また、寝ている間に脳が記憶や知識を整理して学習効果も高いので最適です。
見えるところに絵本を置く
目につく場所に絵本を置いてあげると子供が自然に興味を持てますし、親も読むのを忘れません。
絵本に慣れ親しむ事が出来るように、寝室やリビングなど見えるところに絵本を置いてあげると習慣として定着しやすいです。
同じところを何度も読んであげる
子供に絵本を読み聞かせた事がある人はほとんど皆さんが経験していると思いますが、同じ本や同じ箇所を何度もリクエストされた事があると思います。
この子はちょっと変なのでは?と思ったりするかもしれませんが、実はそれは自然な事です。
まずは同じ言葉を何度も繰り返すことで日本語を獲得しています。
また、子供の場合の絵本は大人が本から知識や情報を得る事とは違い、何度も体験したい喜びや悲しみなどがそこに詰まっています。
実は同じ本を読んだ方が子供がより早く新しい事を学べるそうです。
読み手の大人としては飽きてしまうかもしれませんが、子供にとっては心に刻まれる大切な一冊になる可能性があります。
放っておいても自然に新しい本に興味を持つまで、子供の反応や仕草を見守るつもりでとことん付き合ってあげて下さい。
絵本をどこで手に入れるか
図書館を利用する
もっともオススメなのは図書館。蔵書はもちろん多いですし、絵本コーナーにはイチオシの絵本が置いてあったり、読めるスペースを確保してくれている事も多いです。
司書の方に色々聞くことも出来ます。しかも全て無料。
図書館で気に入った絵本を購入するようにすれば間違いないですし、利用しない手はないです。
BOOKOFFなど中古で手に入れる
中古のモノに抵抗が無ければ、ブックオフや中古店などで絵本を購入するのがオススメです。
状態を気にしなければ100円〜手に入れる事が出来ますし、とても綺麗な状態のモノも安く手に入れる事が出来ます。
書店で購入する
書店の良いところはまずは当たり前ですが、新品である事。
それから流行りのモノが見やすく陳列されている事です。
特に買うものが決まっていない時や誰かにプレゼントする場合は書店に行って選ぶのがオススメです。
ネットを活用する
既に欲しいモノが決まっている時はネットを活用しましょう。
メルカリやオークションなど利用すれば既に廃盤となったモノからプレミアモノまで探す事が出来ます。
知人などから譲ってもらう
絵本は就学前の幼児期の子供にはオススメですが、子供の成長と共に必要では無くなるものです。
なので、近所や知り合いに小学生になった子供を持つ家庭があれば譲って貰えるかもしれません。
サブスクを利用する
現在はたくさんの絵本のサブスクも登場しています。
コスパを重視したい方であればデジタル絵本のサブスクが読み放題で月額料金もリーズナブルなのでオススメです。
サービスによって特色があるので比較すると良いですよ。
ほとんどのサービスがストーリー絵本なのに対して「ワールドライブラリーパーソナル」ではしかけ絵本が届きます。普通に買うと2,000円〜3,000円はするしかけ絵本が1,300円で届くのはかなりお得です。また、世界の絵本が届くので様々な文化に触れる事が出来て国際的な感覚も自然と身につけられます。
プレッシャーに感じる必要はない
ですが、一方で「絵本を読まなくちゃ」とか
プレッシャーに感じてしまうママも多いです。
特に乳幼児期は絵本は遊び道具の一つに過ぎません。
大事なのはママ自身が楽しいと思うから子供も好きになるということ。
ママもリラックスして絵本を楽しみましょう。
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